1. 建設機械とアタッチメント
アタッチメント
アタッチメントとは、油圧ショベルなどの建設機械の先端に取り付ける作業機のことです。用途に応じて交換することで、掘削、破砕、切断、つかみ作業などさまざまな作業を行うことができます。当社は、解体アタッチメントを中心に、多様なアタッチメントを開発・製造・販売しています。
油圧ショベル
油圧ショベルとは、土砂の掘削や積み込み、解体作業などに使用される建設機械です。一般に本体重量によって「20トン機」「50トン機」「100トン機」などと分類され、作業内容や現場規模に応じた機種とアタッチメントを組み合わせて使用します。街中の工事現場でよく見かける20トンクラスから、大規模な建築物や社会インフラの解体で使用される100トン超の大型機まで、さまざまな機種があります。また、解体アタッチメントの重量は、一般的に装着する油圧ショベル本体重量の約10分の1程度が目安とされています。先端のアタッチメントを交換することで、掘削、破砕、切断、つかみ、木材の集積など、さまざまな作業に対応します。
解体環境アタッチメント
解体アタッチメント
解体アタッチメントとは、油圧ショベルなどの建設機械に装着し、建築物や社会インフラの解体作業を行うための作業機の総称です。
圧砕機(あっさいき)
圧砕機とは、強力な油圧の力でコンクリートや鉄筋、鉄骨などをはさみ込み、破砕・切断するアタッチメントの総称です。オカダアイヨンの圧砕機は、解体対象や作業工程に応じて「大割機」「小割機」「鉄骨切断機(鉄骨カッター)」の3タイプをラインアップしています。
大割機(圧砕機の一種)
大割機とは、鉄筋コンクリート造(RC造)などの建築物を効率的に解体するための圧砕機の一種です。解体対象は主にコンクリートと鉄筋で、強力な破砕力を持ち、柱や梁、壁などを大きく破砕する一次破砕の工程で使用されます。
小割機(圧砕機の一種)
小割機とは、大割機などで破砕したコンクリート塊を、さらに細かく砕くための圧砕機の一種です。鉄筋とコンクリートの分離を容易にし、リサイクルや搬出の効率向上に貢献します。一部製品では、マグネットの装着により取り分けた鉄筋を効率よく回収することが可能です。
鉄骨切断機(鉄骨カッター)(圧砕機の一種)
鉄骨切断機とは、建築物やプラント設備、船舶などに使用される鉄骨や鋼材を切断するための圧砕機の一種です。解体対象は主に金属であり、解体現場における安全性や作業効率の向上に役立っています。
油圧ブレーカ
油圧ブレーカとは、油圧ショベルに装着して使用するアタッチメントの一種で、コンクリートや岩盤などを破砕するために使用されます。建築物や構造物の解体工事、道路工事、採石現場など幅広い分野で活用されています。
つかみ機
つかみ機とは、解体で発生したコンクリート塊や廃材、スクラップなどをつかんで、より分け・積み込み・移動を行うアタッチメントです。廃材の分別やリサイクルの効率化に役立つほか、地震や豪雨などの災害現場において、がれきの撤去や復旧作業でも活用されています。
環境アタッチメント、その他アタッチメント
ふるい機
ふるい機とは、解体現場や造成現場で発生した土砂やがれきを、大きさごとにふるい分けるアタッチメントです。再利用できる資源とそうでないものを効率よく選別でき、廃棄物の削減や資源の再利用に貢献します。
カプラ
カプラとは、油圧ショベルの先端とアタッチメントの間に取り付け、アタッチメントの着脱を素早く行うための装置です。解体アタッチメントやブレーカ、バケットなど複数のアタッチメントを付け替える現場で、作業効率と安全性の向上に役立ちます。カプラは高い強度が求められる部品であり、当社主力製品では、大割機や鉄骨切断機(鉄骨カッター)と同様の鋳鋼を採用したSEカプラなどを展開しています。
林業・大型環境機械他
林業機械
林業機械とは、森林の伐採、造材、集材、搬出、路網整備などに使用される機械やアタッチメントの総称です。日本の森林は急峻な地形が多く、林業の担い手不足も課題となっているため、機械化による省力化への期待が高まっています。当社では、木材用グラップル、プロセッサ、ウインチ、スイングヤーダ、フォワーダ、ハイブリッドバケットなどを取り扱っています。
木材用グラップル
木材用グラップルとは、伐採した木材をつかみ、移動、集積、積み込みなどを行うためのアタッチメントです。林業現場や木材市場、チップ工場などで使用されます。
プロセッサ
プロセッサとは、造材工程において、伐採した樹木の枝払い、測尺、玉切りなどを行う林業機械です。造材作業の省力化・効率化や生産性向上に役立ちます。
ウインチ
ウインチとは、集材工程においてワイヤーロープを巻き取り、伐採した木材を引き寄せるための林業機械です。傾斜地や足場の悪い森林での作業効率向上や省力化に役立ちます。
スイングヤーダ
スイングヤーダとは、集材工程においてワイヤーロープを使用し、伐採木を集材するための林業機械です。傾斜地など作業条件の厳しい森林における集材作業の効率化、労働負担の軽減、安全性の向上に役立ちます。
フォワーダ
フォワーダとは、伐採・造材された木材を荷台に積載して搬出するための林業機械です。木材搬出の省力化・効率化に役立ちます。
ハイブリッドバケット
ハイブリッドバケットとは、グラップルとバケットの機能を兼ね備え、路網の開設・整備、樹木の集積、切り株の伐根、掘削などに使用される林業用アタッチメントです。切断刃付きタイプは、立木の切断にも対応します。
大型環境機械
大型環境機械とは、木質廃材、間伐材、解体廃材などを破砕・選別し、再資源化するための大型機械です。当社では、海外メーカーから輸入する製品を中心に、木材破砕機や選別機などを取り扱っています。破砕された木材は、バイオマス燃料や再生資材などに利用されます。
ケーブルクレーン
ケーブルクレーンとは、谷や斜面に張ったワイヤーロープに搬器を吊り下げ、木材、資材、建設機械などを空中で運搬する設備です。林業における伐採木の搬出のほか、ダム、砂防、発電所などの工事現場における資材・機械の搬送に用いられます。道路やレールを設けることなく重量物を空中輸送できる点が特徴で、急峻な山岳地帯や大型土木工事で活用されています。
2. 部材・製造技術
鋳鋼品(ちゅうこうひん)
鋳鋼品とは、溶かした鋼(はがね)を鋳型に流し込み、一体成形した部品のことです。継ぎ目のない構造にできるため高い強度を確保しやすく、複雑な形状にも対応できます。当社の解体アタッチメントでは、大割機、鉄骨切断機(鉄骨カッター)、SEカプラなどの主要部材に使用されています。
製缶品
製缶品とは、鋼板を切断・加工し、溶接によって組み立てた構造物や部品です。設計や寸法に応じて柔軟に製作できることが特徴です。鋳鋼品と製缶品は、部品の形状、サイズ、必要な強度、製造条件などに応じて使い分けられます。
3. 販売・メンテナンス体制
指定サービス工場
指定サービス工場とは、オカダアイヨンが認定した修理・メンテナンス拠点のことです。解体アタッチメントは過酷な環境で使用されるため、定期的な点検や消耗部品の交換、修理が欠かせません。当社は全国の営業拠点に加え、指定サービス工場のネットワークを構築することで、お客様の機械稼働を支えています。
メンテナンス
メンテナンスとは、機械の性能と安全性を維持するために行う点検、消耗部品の交換、修理などの作業です。解体アタッチメントでは、刃先などの摩耗部品の交換、溶接による補修、油圧機器の点検などが必要となります。
メンテナンス用クレーン
メンテナンス用クレーンとは、重量のあるアタッチメントや部品を吊り上げ、点検、修理、部品交換などを行うための設備です。解体アタッチメントは大型になるほど重量も増加するため、超大型機の整備には、大型クレーン設備や専門的な技術が必要になります。
海外拠点
海外拠点とは、海外で製品の販売、部品供給、修理、その他の顧客対応を行う事業拠点です。当社は北米・欧州・アジアに拠点を置き、解体分野を中心に販売・サービス体制を整備しています。拠点の所在地や沿革は、グループ会社・拠点情報をご覧ください。
4. 市場
解体市場
解体市場とは、建築物、社会インフラ、工場・プラント、船舶などの解体に関わる市場です。解体対象や工程に応じて、圧砕機(大割機・小割機・鉄骨切断機(鉄骨カッター))、油圧ブレーカ、つかみ機などが使用されます。国内では、老朽化した建築物や社会インフラの更新、都市再開発、工場・プラント更新などに伴う需要があります。
林業市場
林業市場とは、森林の育成、伐採、造材、集材、搬出、路網整備などに関わる市場です。木材用グラップル、プロセッサ、ウインチ、スイングヤーダ、フォワーダ、ハイブリッドバケットなどの林業機械やアタッチメントが使用されます。国内では、国産材利用の推進や林業の省力化・効率化を背景に、機械化への需要があります。
環境機械市場
環境機械市場とは、木材、廃棄物、建設副産物などの破砕、選別、再資源化に使用される機械の市場です。木材破砕機、選別機、ふるい機、大型リサイクル機械などが使用されます。
海外市場
海外市場とは、本用語集において、当社が解体分野を中心に事業を展開する北米・欧州・アジアの市場を指します。北米では土木・解体向け機械、とりわけ油圧ブレーカが主力製品の一つです。欧州ではリサイクルや資源循環に関連する需要が高く、つかみ機などの製品を展開しています。アジアでは都市化やインフラ整備を背景に、油圧ブレーカなどの需要があります。このように、同じ解体分野でも地域によって市場環境や求められる製品が異なります。
